住宅地図とは

詳細な住宅地図を指して「明細地図」と表現したりしますが、この「明細」の度合いにも様々なポイントがあることは、あまり知られていないのではないでしょうか。

一般的に「住宅地図」といえば地名や地番はもちろんのこと、建物・施設の名称に主要な道路の呼び名、信号機の表示などの情報が記載されたものが思い浮かびます。しかし、地図のメーカーは1社だけではありませんので、それぞれのメーカーが発行している地図には、多少のずれがあるのも当然のこと。さらに、この「住宅地図」は地域を限定している場合がほとんどで、全国規模のものとなると発行しているメーカーはただ1社、株式会社ゼンリンのみというのが現状です。

このような背景からゼンリンの住宅地図は圧倒的な国内シェアを占めており、信頼性の高い地図として多くの企業や官庁に採用されているのです。また、同社の地図がこれほどまでに浸透している理由は、全国版が発行されているということだけにとどまりません。

定期的な周期で実施される改訂版の発行や可能な限りの情報を掲載する徹底ぶりなど、精度や利用価値の高さに対する追求にも並々ならぬ努力が惜しみなく注ぎ込まれ、改定のための調査に投入される人員は年間で約30万人とも言われており、その情熱はNHKでも特集番組を組んで取り上げられたことがあるほど。ゼンリンのものが地図としては高額な部類に入るのは、このように見えない部分で費やされる莫大な努力が存在するからであり、そのことがゼンリンブランドをより一層価値のあるものへと高め、それらのベースかつ集大成が「住宅地図」であると言えるでしょう。

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